最初のころは、家事も育児もちゃんとやらなきゃって思ってた。
料理も掃除も、子どもの相手も、全部「母親なら当然」みたいに。
完璧じゃないと、誰かに責められる気がしてた。
でも、やってみて気づいた。
案外、私が頑張らなくても暮らしは回る。
洗濯物をたたまなくても、次の日ちゃんと着ていけるし、
夕飯を簡単に済ませても、お腹は満たされる。
子どもは笑うし、家は倒れない。
朝の慌ただしさの中で
朝はいつも、ちょっとした戦場みたいだ。
娘が着替えたくないと言い、息子が泣いて、夫は出かける準備を急いでる。
私もバタバタしながら、
「なんでこんなに時間がないんだろう」とか
「また怒っちゃったな」とか思う。
でも、誰かが泣いてても、誰かが遅れてても、
結局、朝はちゃんと終わる。
保育園に送り出したあと、
玄関に静けさが戻ると、
“ああ、今日もなんとか回ったな”と思う。
育児もそうだった。
私が頑張れない日があっても、
保育園に預けたら子どもは笑って過ごしてる。
夫の言い方に違和感を覚えながらも、
何も言えなかった日々もあったけど、
娘はちゃんと観察して、
相手の反応を読み取る力を身につけてた。
子どもって、思ってるよりずっとたくましい。
「預けてまで何してるの?」と迷った時期
仕事もしてないのに保育園に預けて、
私は何をしてるんだろうって思う日もあった。
罪悪感で胸がぎゅっとなった。
でも、空いた時間に部屋を片付けたり、
外食したり、お風呂に入りに行ったりしてみた。
最初は「こんなことでいいの?」と思ったけど、
少しずつ気持ちが軽くなっていった。
休むことに慣れてくると、
子どもとの時間が前より穏やかになった。
夫との関係も、少しだけ柔らかくなった。
学びと少しの回復
心や脳のことを勉強するほど、
自分の境遇を思って泣ける日もあった。
一方で、
「私はわりと幸せな方かもしれない」と思える瞬間もあった。
気持ちは行ったり来たり。
でも、少しずつ上を向く日が増えてきた。
今思うのは
完璧にしようとしていた頃より、
手放してからのほうが暮らしが静かに回ってる。
全部が思い通りじゃなくても、
ちゃんと続いてる。
今日もたぶん、完璧じゃない。
でも、ちゃんと回ってる。


